【経験談】はじめての子どもの熱性けいれんでの緊急搬送

たにがわりさです。
 
 
昨日、初めて子どもの熱性けいれんでの緊急搬送を経験しました。
私の人生の中でもとても恐ろしい出来事で大パニックになりました。
 
今振り返ると事前に知っていたら
大慌てせずに対処できたのかもしれないという思いもあります。
子育て中のお母さま、お祖母さま、ご家族さまにも伝えられたらと思い、
昨日の出来事をブログに綴ります。

 

熱性けいれんとは

まず熱性けいれんとはですが

熱性けいれんは、6カ月~5歳ころの子どもが急な発熱に伴って意識障害、けいれんを引き起こす病気です。通常38℃以上の発熱時で急激に体温が変化するときに起こり、半数近くが繰り返しますが、成長に伴い6歳前後でほとんど起こさなくなり経過は良好です。

私は後で知ったのですが、
1〜2歳が発症がピークで、
経験された方も多くいらっしゃり、ほとんどが経過は良好です。

ちょうどこの日も他のお子さまもいらっしゃって、珍しいものではないという印象でした。

Facebookで励ましてくださった皆さま、ありがとうございます!!

 

熱けいれんの経過と経験談

前日から発熱、小児科へ

起因となった発熱は前日から39度、翌朝38.5度と続いていました。

念のためにかかりつけの小児科に午前に診察を受け、風邪という診断を受け帰路につきました。

また別の風邪をもらってしまったのかなと思い、午後はお薬を飲ませて、ゆっくりしようと考えていました。

 

一息ついた15時前の異変

忘れもしない14:45。
突如、娘の視線が右向きに固まり、
右手右足がピクピクと動きはじめました。
対して左側は全く動きがない。

妙な動きだなとはじめは思っていたのですが
やがて壊れた機械人形のような動きになり
一気に血の気が…!

初めて見るけど、これはマズイ動作だ!!
どうしたらいいの?!

あたふたしているうちに
嘔吐がはじまってしまい、頭の中が真っ白。

運良く(?)熱で自宅療養中の夫が別室にして、
「どうしよう!どうしよう!!
小児科に電話だよね?!」
と一緒に様子を見てもらって、状況を共有。

「これは救急かどうかの判断がいる。
かかりつけ医よりも救急相談センターに判断を仰ごう!」
と言ってくれたので、「#7119(救急相談センター)」に即電話。

 

 けいれんの判断、救急搬送へ

「今の状態は救急車を呼んだ方がいいか、判断を下さい!」とお願いしました。
 

看護師さんが電話に出てくださり
視点が固まること、片側だけの動作などの症状をお話しすると
「けいれんですね!すぐ救急車の手配をします!!」と救急センターにつないで下さいました。

この時点で気が動転していて、
救急車手配時の住所の読み上げもうまくいかなかった状態。
状況は看護師さんから取り付いてもらえてて
本当に助かりました。

救急車が来るまでは慌てて夫と準備。

その間も嘔吐したり、
顔の片方だけ不自然に開いたりで
脳に問題があって、麻痺がのこるじゃないかと
不安ばかりが募る時間。

生きた心地がしない。
 

これはもうダメかもしれない。

 

5分間が1時間に感じられる恐ろしい沈黙の時間。

そして、救急隊が到着。
娘は夫と隊員の方に搬送をお任せし、
私は必要なものの準備。

 

この時の持ち物は
保険証、子ども医療証、母子手帳、処方された薬、
着替え2セット、おむつ。
念のためにお薬手帳も持って行きました。

 

隊員の方の
「お母さん、大丈夫ですよ!
けいれんの子はほとんどが戻ってこれます。
私も一歳の子供がいるのですが、
同じ立場だったら気が動転すると思います。
落ちついて準備しましょう!!」
という優しいお声かけに今にも泣きそうな私は救われました。

搬送前に準備の時間を
しっかりとってくださったのは少し意外でしたが、
おかげで少し気持ちが落ち着きました。

その間に発作の峠を越えたよう。

搬送先の医療センターとも連絡が取れ
救急車で病院に向かいました。

 

 

病院の小児救急へ

到着後、すぐに医師が診察、薬の投与、点滴、採血と処置がはじまりました。

少しずつですが、視線が合うようになり回復の兆し。
薬の作用で眠くなってしまったようでそのままベットに寝かせました。

当初よりは落ち着いた様子。
でも、まだしっかりとした表情は見れないので、
不安な中、1時間後に出る検査結果を待ちました。
とても長い1時間。
私一人だったら耐えられなかったのかもしれません。

そして、一時間後。
医師からの説明を受けました。

「単純性熱けいれん」
今回はウイルスによる発熱が起因したもので
今のところは症状はおさまっている。

熱けいれんは70%は一回のみ、30%は24時間以内に複数回発生する。

抗けいれん薬のダイアップを8時間後に使って、24時間は経過をみて、
もう一度起こった時は躊躇わず救急を受診してください。

点滴か終わったら
自宅で様子を見てくださいねという言葉に安堵しました。

その頃には目をしっかり開けてくれて、
落ち着いたことがはっきりわかりました。

時計は17時を指していました。
とても長い3時間でした。

 

1日経過後

発熱はまだ少し残っていますが、
すっかり元の表情を見せてくれるようになりました。
けいれん時の固まった表情に血の気が引く思いでしたが、
日常が戻りつつあるのにホッとしています。

救急隊のみなさま、医療スタッフのみなさま、
励ましてくださったみなさまに感謝です!!

 

最後に 〜この経験の教訓〜

1事前知識を持つこと

けいれんは今回初めてだったので、経過が分からずパニックになりました。
他人事とは思わず、事前に知っておくことは大事だと実感しました。

2もしもの相談窓口をメモすること

いきなり救急は躊躇いがでるのもの。
そんな時「#7119(救急相談センター)」、「#8000(小児救急医療相談)」は強い味方です。
救急でなくても病院に行くかどうか、
何科に行くべきか相談に乗ってくれるので、
見やすい位置にメモするといざという時、助かります。

 

3病状の経過をしっかり見て、整理する

いつから、どんな状態が、何分間隔で起こっているかを観察すること。
整理が難しい場合は紙に書き出す。
お薬手帳も重要な情報源なので持参する。

4手に負えない事態の時は助けを求める勇気を!

緊急事態の場合は正常な判断ができなくなる時も。
そんな時は助けを求めるのも大事。
いざという時はしっかり覚悟を持つこと。

いつ起こってもおかしくないものです。
今後起こった時は私も冷静に対処できるようになりたいです。

 

 
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 ただいま第2子出産のため、お休みをいただいています。

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たにがわりさ

たにがわりさ

名前:たにがわりさ 職業:パステル講師・作家 オリジナルアート アクアパステル、フロスティアート考案。 元SEの経験を生かしパソコンを使ったオンライン講座・講座構築が得意とする。北海道から九州に受講生を持つ。 2017年10月1人娘を出産、現在は育児の合間に少しずつ作品作りから復帰中です。
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名前:たにがわりさ 職業:パステル講師・作家 オリジナルアート アクアパステル、フロスティアート考案。 元SEの経験を生かしパソコンを使ったオンライン講座・講座構築が得意とする。北海道から九州に受講生を持つ。 2017年10月1人娘を出産、現在は育児の合間に少しずつ作品作りから復帰中です。

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