たにがわりさです。
今回の話は一転、リセットがかかった時期。
2年だった今、時効かなと思ったから初めて書くと…環境が変わって、力尽きてしまった時期。
好きだったはずの仕事もパステルも何もかも放ってしまいたくなる位、悲しくて、悔しくて・・・無力感がいっぱい。
・・・でも、この時期があったから
前に進めたんだと、今になって思います。
現在に至るまでのマイストーリー
その12です。
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マイストーリー1:子供時代〜絵に興味を持つまで。
マイストーリー2:進学先選択〜パソコンとの出会い
マイストーリー3:七転び八起きの就活〜社会人時代
マイストーリー4:心と身体の挫折とパステルとの出会い
マイストーリー5:パステルの一歩と心の癒しの時間
マイストーリー6:パステルの先生の勉強、その後。
マイストーリー7:迷いブレのち作品展示活動へ
マイストーリー8:パステルの学び転じて人とをつなぐ場作りへ
マイストーリー9:人見知りの私を変えたパステル講師活動
マイストーリー10:私の花を見つけ、咲かせる〜結晶の花〜
マイストーリー11:ついに見つけた私の表現「アクアパステル」誕生
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マイストーリー12:心と体の挫折 〜2度目の入院〜
アクアパステルという表現を見つけ、
パステルを通じて色々な人と出会い、
伝えていく楽しさを感じる日々。
不思議とね、仕事の方も順調。
開発チームのサブリーダーを任されて
やりがいのあるプロジェクトに!
環境も人間関係も恵まれていて
「自分が手がけたものが動きだす」
そんな喜びを公私ともに実感する時期。
パステルの方も
次のテーマも見つかって試作を続けて、
ようやく形になりかけていました。
ところが、歯車が狂い始めてきます。
それは仕事の異動。
前々から話はあったんだけど、
その時居た現場の仕事を責任もってやりたいとずっと突っぱねてきました。
リーダーの人柄も尊敬していて、
できるのであればここで働き続けたいと思っていたのです。
ただそうも言ってられない位
異動先は人手不足とのこと。泣く泣く変わることになりました。
そして、嫌な予感は的中してしまいました。
配属された先は要求がかなり厳しく、リスクのあるプロジェクト。
どう表現しようかな・・・悩むところですが、
仕事のために無茶な条件でも引き受ける姿勢になっていて
実務側の人間のがんばりでどうにかもっている状態。
お願いする立場も経験したことがあって
色々な事情でそうせざるを得ないんだろうとは理解はできます。
こんな状態は本当は避けなきゃいけないんだろうけど・・・ね。
私が開発を担当する機能もかなり厳しいもの。
元々の機能が複雑で改修が難しい上に
検証にとても時間がかかるものでした。
そして、開発のスケジュールも必要最低限だったのですが
引き継いだ要件・事前調査の不備が次々と発生。よくある話なので
なんとかカバーしつつ、進めていたのですが、
その量が半端なく多く・・・
検証してはやり直し。
検証してはやり直し。
組んで動かしては問題が生じ、要件を見直し。
そんな繰り返し。
こんな状態になってしまうと遅れが生じ
リカバリーするために残業。
だんだん帰りが遅くなって、とうとう終電に・・・
試作の作品もね、
初めは帰宅後のAM0時〜2時と
わずかな時間を使ったりしたけど
そんなんじゃ時間が足りなくて。気力も足りなくて。
あと少しなのに・・・
やってもやっても進まない。
先が見えない。
負のループに公私ともにはまってしまったよう。
かたや、順調そうに見える部署もあって。
なんで、そんなに差があるんだろう。
何が悪いのかな?
私自身がダメなのかな?
そう考えては気持ちがどんどん落ちていってしまう。
かけられる時間、気力、情熱がどんどん削がれてしまって。
あんなに好きだったはずの
仕事もパステルも・・・
何もかも放ってしまいたくなった。
見るのが嫌になってしまった。
こんな気持ちになってしまったのははじめて。
でも、こんな私は見せたくない。
「平気」と言い聞かせていたのだけど・・・
もう内心は力尽きてしまっていて。
それに体も反応したのでしょう。
ひどい喉風邪をもらってしまい
熱と咳で眠れない日を2週間続き・・・
あまりに治らないから病院に行くと即入院という診断に。
マイコプラズマ肺炎でした。
酸素濃度が90と
歩くとき息苦しさを感じて
酸素マスクが必要なくらいひどい状態。
・・・ああ、やってしまった。
穴を開けたくないから
どうにかしたくて必死だったのに。
入院先の病院に着くまでの道
悔しくて、悲しくて・・・無力感で泣きました。
でも、もうやらなくていいんだ。
少し救われた気持ちにもなったのは不思議だったけども。
この出来事は2016年6月のことでした。
今思えばね
こんな無茶な生き方って続かない。
進む方向を変える大きなきっかけになりました。
この出来事があったからこそ、
続けていけるなら前に進みたいと
今も気持ちが持てているんだと思います。
そんな私がどう方向を変えたのか。
暗い話にもかかわらず、
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
活動再開予定が立ちましたら、お知らせします。